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バークシャーの株価がナスダックの仕様上限を超える。株式市場の2000年問題

著名投資家バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ(Berkshire Hathaway)のクラスA株価が、ナスダックのシステムで処理できる株価の上限に迫ったことから、ナスダックがデータ送信を停止する措置を取ったという。ナスダックのコンピューターがカウントできる株価の上限は42万9496.7295ドルで、一方のバークシャー・ハザウェイの株価は5月10日時点で44万2500ドルとこれを突破してしまっている(CNNWSJ)。

WSJの記事によると、表示の上限があるのは株価の記録に採用している数値の形式に32ビットを採用しているためで、32ビットで表せる最大値は「4,294,967,295」であることからこうなってしまったそうだ。各記事では株式市場版の2000年問題であるとしている。

この結果、一部の証券会社やメディアはナスダックから同株の情報を得られない状態に陥ったことから、別の企業などから情報を得ることで対処している模様。CNNの記事によれば、ナスダックから再び同株の株価情報が再び入手できるようになるのは今月17日以降になる見込みだそうだ。

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Source: スラッシュドット