ガジェット

ハバナ症候群、インドでも発生か

米中央情報局 (CIA) 局長のビル・バーンズ氏が今月インドを訪問した際、同行したチームのメンバーがハバナ症候群のような症状を訴えて治療を受けたと報じられている (Ars Technica の記事CNN の記事The New York Times の記事)。

「ハバナ症候群」は正式な病名ではないが、2016 年から 2017 年にかけてキューバで米大使館職員が被害にあった異常健康インシデント (AHI) を指す。症状は耳鳴りや難聴から軽い脳外傷や神経中枢の障害まで幅広く、音響マイクロ波などによる「攻撃」を受けたと考えられるが、具体的な攻撃方法や防御方法、誰がどのような目的で実行しているのかといった点は不明なままだ。

2019 年 ~ 2020 年には米国内でも攻撃が発生したと話題になった。今年 8 月には現地で AHI 発生との報告を受け、シンガポールからベトナム・ハノイへ向かうカマラ・ハリス米副大統領の出発が遅れるトラブルも発生している。同様の症例は数百件に上り、CIA などが調査を進めている。しかし、今回の AHI は誰一人として安全ではないとのメッセージを直接バーンズ氏に送るものだと考える CIA 高官もおり、バーンズ氏は怒りに燃えているとのことだ。

すべて読む

| セキュリティセクション

| 軍事

| セキュリティ

| スラッシュバック

| 医療

| アナウンス

| アメリカ合衆国
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

キューバで米大使館職員に健康被害を与えた「攻撃」が米国内でも発生していた
2021年05月03日

キューバ米大使館の音響兵器騒動、犯人はコオロギか
2019年01月09日

キューバで発生した米大使館職員の健康被害、原因はマイクロ波?
2018年09月06日

キューバで米大使館職員を「攻撃」した騒音のサンプルが公開される
2017年10月14日

キューバで発生した米大使館職員の健康被害、原因は音響兵器?
2017年09月18日

Source: スラッシュドット