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スコットランド北部で野鳥が落とした追跡デバイス、拾った旅行者をロンドンまで追跡

英エクセター大学の研究者がアイルランド・ダブリン湾生物圏保護区でミヤコドリの研究に使用していた追跡デバイス (タグ) が外れ、それを拾った旅行者をロンドンまで追跡したそうだ
(BBC News の記事
ITV News London の記事
The Verge の記事
返却呼びかけのツイート
動画)。

タグは USB メモリ程度の大きさで、小さな太陽電池パネルで電力を供給する。研究ではタグを 32 羽のミヤコドリの背中に強力接着剤で貼り付け、春になったら外れる想定だったという。研究の目的はダブリンでのミヤコドリの行動調査だが、ミヤコドリはスコットランドやアイスランドなどさまざまな場所に飛んでいく。このタグは 4 月 7 日にスコットランド・オークニー諸島のサンデー島で外れ、5月末までビーチに転がっていたようだ。

ところが、その後再び動き出したタグはキャンプ場で一晩過ごした後ピザ店に行き、いくつかの観光地を経由しながら南下して 6 月 3 日にはロンドン・イーリングの住宅地へたどり着く。おそらく旅行者が何か知らずに拾って自宅に持ち帰ったものとみられ、以降は動いていないという。タグは 2 時間おきに正確な GPS ロケーションを送信するとのことで、現在地も確認できていると思われるが、いきなり探しに行ったりせずに Twitter で呼びかけている。タグの値段は 1 個 1,000 ポンド (!) だといい、返してくれれば 100 ポンドの謝礼を払うとのことだ。

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Source: スラッシュドット