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「ゆっくり茶番劇」の商標問題、ドワンゴが見解と対応を発表

先日話題となった「ゆっくり茶番劇」に関する商標問題でいくつか進捗が見られた。一つは「東方Project」の原作者であるZUN氏が見解を発表した。同氏が専門家に確認したところ、「東方Project」の二次創作として「ゆっくり茶番劇」動画を制作している場合、「ゆっくり茶番劇」という文字を使用しても商標権は及ばないとした。また今回の問題に関して、商標使用について不用意にライセンス契約をおこなわないように求めている(博麗神主(ZUN氏)ツイートねとらぼ)。

ゆっくり関連動画の多いニコニコ動画を運営するドワンゴも見解と対応を発表した。同社によれば、「【ゆっくり茶番劇】+動画タイトル」や「【ゆっくり劇場】+動画タイトル」のような動画をニコニコ動画に投稿することは、商標権を侵害することはないと考えているとのこと。また同社はは23日、文字商標「ゆっくり茶番劇」騒動に対して、同社の今後の対応を発表した。同社はクリエイターに今後も安心して創作してもらうため四つのアクションをおこなうという(ドワンゴリリースニコニコニュース動画ITmediaGAME WatchCNET)。

具体的にはゆっくり茶番劇の「商標権の放棄交渉」、「『ゆっくり茶番劇』の商標登録に対する無効審判請求」、「使用料を請求されてしまった方への相談窓口の設置」、「商標登録による独占の防止を目的とした『ゆっくり』関連用語の商標出願」となっている。使用料を請求されてしまった人への相談窓口も開設している(AV Watch)。

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Source: スラッシュドット