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Tesla、ファームウェア更新でパワーステアリングが機能しなくなった可能性がある4万台をリコール

Tesla は 1 日、ファームウェア更新でパワーステアリングによる補助が低下または失われた可能性のある 2017 年 ~ 2021 年式 Model S と Model X およそ 4 万台のリコールを米運輸省道路交通安全局 (NHTSA) に報告した
(リコール報告書: PDF
The Register の記事)。

影響を受けるファームウェアバージョンは 2022.36 および 2022.36.4。Tesla は予期せぬステアリング補助のトルク検出を向上させるべく、10 月 11 日に幅広いロールアウトを開始した 2022.36 でパワーステアリングシステムのキャリブレーション値を更新。ところが 10 月 18 日には特定の Model S / Model X で更新されたキャリブレーション値に関連したアラートが増加する。道路の凹凸などを予期せぬステアリング補助のトルクとして検出することが原因で、ステアリング操作時にドライバーが力を入れる必要が出てくる。特に低速時に影響が大きく、事故のリスクが増加するという。

米国内で実際に影響を受けた可能性のある車両は 11 月 1 日時点で 314 台が特定されているが、これによる死傷者の発生は確認されていないとのこと。10 月 19 日にはキャリブレーション値を元に戻したファームウェアバージョン 2022.36.5 がリリースされており、11 月 1 日時点で対象車両の 97% に 2022.36.5 以降がインストール済み。2022.36.5 以降がインストールされた車両のオーナーは特に何もする必要はない。

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Source: スラッシュドット