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大日本印刷、橋と箸、端のイントネーション違いを表現できる音声合成AI

大日本印刷(DNP)は、企業向けに漢字の読み間違いが従来製品よりも約50~70%減らした音声合成システムを開発したそうだ。この音声合成システムでは、「行って」が「いって」なのか「おこなって」なのか判別できるほか、「橋」「箸」「端」のイントネーションの違いも識別できるらしい(大日本印刷動画ITmedia)。

こうした改善により、漢字の読みの間違いを大幅に削減したほか、イントネーションとアクセント、文脈を加味した上で自動生成することにより、人間が読んだときのナレーションに近い自然な音声合成を実現した。また追加学習による精度向上も期待できるとしている。テキスト量の多いコンテンツや正しい読みやナレーションを重視する学校教材や電子書籍、契約書などに適したものだとしている。今後、同社の製品に導入していくとしている。

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Source: スラッシュドット