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ヤマハ製66万円以上のレコードプレーヤー、低温時に回転数が上がりにくい問題と対策

ヤマハミュージックジャパンは1日、同社の販売する高級アナログプレーヤー「GT-5000」が、低温環境下で回転数が規定値に達しない指摘への対策案内を出した。同製品はブラック版は66万円(税込)、ピアノブラック版は88万円相当の製品(同)(ヤマハミュージックジャパンAV Watch)。

同製品では許容動作温度は10℃から35℃に設定されているが、冬場ではこれ以下の気温になることは珍しくない。GT-5000では、本体が冷えた状態から回転を始動した場合、ターンテーブルの速度が上がらず規定の回転数に達しない、または規定の回転数に達するまで時間がかかる症状が報告されているという。

GT-5000は音質を優先するため、回転時のトルク変動を抑える目的でトルクの小さいモーターを採用した。このためセンタースピンドルの軸に塗布されたグリースが低温により粘性が高くなると、先のような回転数に影響が出る状況になるという。同社は対策として部屋を一定時間以上室温20℃程度を目安に暖めること、ターンテーブルを回転方向にゆっくりと手で回す動作補助などを行うことで対処できるとしている。

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Source: スラッシュドット