ガジェット

メビウスカーボンナノベルトの合成に成功

名古屋大学と分子科学研究所は20日、炭素のメビウスの輪「メビウスカーボンナノベルト」の合成に世界で初めて成功したと発表した(WPIトランスフォーマティブ生命分子研究所OPTRONICS ONLINE)。

炭素物質「ナノカーボン」が注目され、これまでもフラーレン、グラフェン、カーボンナノチューブといった分子ナノカーボンが作られてきた。しかし、これまでに合成された分子ナノカーボンは、リング状やベルト状といった幾何学的に単純な構造のものだけだった。メビウスカーボンナノベルトは、ベルト状の分子ナノカーボン「カーボンナノベルト」に、更にひねりが加わった構造になっており、合成されたメビウスカーボンナノベルトからはメビウスの輪の形状に由来する特異な動的挙動や光学特性が観測されたとしている。

すべて読む

| サイエンスセクション

| テクノロジー

| ニュース

| サイエンス
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

ケンブリッジ大学ら、HDDプラッタの表面材質の変更で記録容量を10倍に
2021年06月11日

六角形の平面構造を持つ塩化ナトリウム結晶の作製に成功
2020年06月08日

「軍事研究を行わない」基本方針の筑波大が防衛装備庁研究助成制度「安全保障技術研究推進制度」に応募採択
2020年04月01日

ムーアの法則の終わりに備える準備はできていない
2020年03月06日

MIT、カーボンナノチューブ半導体で16bit RISC-Vプロセッサを作成
2019年09月03日

中国清華大学、軽量かつ強靭なカーボンナノチューブ由来の繊維を開発
2018年11月01日

東北大の研究チームが「直径 1 ナノメートルサイズのベアリング」の大量合成に成功
2013年01月11日

カーボンフリー版のフラーレン亜種
2009年05月07日

Source: スラッシュドット