ガジェット

マクロス・ロボテックの権利関係で3者が歴史的合意。ビッグウエスト・スタジオぬえ・ハーモニーゴールドUSA

国内でアニメ「マクロス」シリーズの権利を持つビックウエストとスタジオぬえ、米国のコンテンツ企業であるハーモニーゴールドUSAが9日、「マクロス」シリーズ、「Robotech(ロボテック)」シリーズの権利に関して20年来の問題を解決し歴史的な合意を行ったと発表した(マクロスポータルサイトリリースMANTANWEBKAI-YOU)。

何が歴史的かについてはかなりややこしい話なのだが、簡単に言うと竜の子プロダクションが、20年前にマクロス、サザンクロスに加えて、モスピーダの著作権をまとめてハーモニーゴールドUSAへ譲渡してしまったことから、その後のマクロス続編シリーズの海外展開などに障壁が発生していた。その当たりの話はロボテックのウィキペディアあたりを見ていただきたい。

今回の和解では、「(ビックウエスト側の)マクロスの映画及びテレビシリーズ続編の世界的な展開を可能とする」、「実写ロボテック映画の日本でのリリースに反対しない」、「ロボテックのテレビシリーズと日本を除く世界中の関連商品、41のマクロスキャラクターとメカを使用する権利がハーモニーゴールド USAに与えられる」などとなっている。なおロボテックに含まれるマクロス以外の作品については無関係となっている。

VF-1バルキリーのデザインや続編シリーズの監督でもある河森正治氏は「今はただ一言。明けない夜は無い‼︎‼︎!として、権利問題のクリアを喜んでいる模様。

あるAnonymous Coward 曰く、

2021年4月9日、東京:アニメ企業間の歴史的合意により、多くのマクロスのテレビシリーズ続編及び映画の国際的な展開が直ちに可能になる一方、Harmony GoldのRobotechシリーズに関する権利が確認された。両社は、2021年以降のマクロス及びRobotechプロジェクトの国際的な展開について協力する。
https://mantan-web.jp/article/20210409dog00m200003000c.html
http://dng65.com/blog-entry-8421.html

情報元へのリンク

すべて読む

| YROセクション

| パテント

| アニメ・マンガ
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

NHK、ガンダム・マクロスに続いて「全プリキュア大投票」を企画
2019年07月16日

ワーナーブラザースがロボテックの映画化権を獲得
2007年09月10日

訃報:羽田健太郎さん(ピアニスト兼、作編曲家)
2007年06月04日

オリジナル版「マクロス」北米でリリース
2005年07月05日

マクロスの著作権が確定
2004年02月14日

Source: スラッシュドット