ガジェット

トヨタ系ディーラー「レクサス高輪」で車検不正565台。車検時間の制約が一因か

トヨタ自動車は20日、東京都内にある同社系のディーラー「レクサス高輪」で不正な車検が行われていたと発表した。6月17日に行われた国土交通省の監査の結果発覚したもので、不正が判明している車両は565台。2019年6月から2021年6月の2年間に行われた車検車両の3分の1に不正があったとされている(トヨタリリースCar Watch日経新聞ベストカー)。

本来実施すべき検査項目のうち、ヘッドライトの明るさ、フロントタイヤの角度、パーキングブレーキの効きの3点に関しては数値を書き換えていた。排気ガスの成分、スピードメーターの精度(誤差)の項目に関しては検査を実施していなかったとしている。

トヨタでは3月に「ネッツトヨタ愛知」でも不正車検5158台が見つかっている。記者会見での質疑応答で二つの不正車検には共通点はあるか、という質問に対し、トヨタ側はいずれも車検に時間制限が課せられており、いかに車検整備を早く済ませるかという制約の結果、不正が生まれたという共通点があるとの回答をしていたという。

LARTH 曰く、

某小説中で「科学者は嘘を吐かない、間違えるだけ」なんて台詞が有りましたが…嘘を吐く技術者も詐欺師ではないだろうかと。

すべて読む

| ビジネス

| 交通
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

三菱電機、鉄道向け設備で1980年代から不正検査。数値を偽装する専用プログラム用意
2021年07月02日

Google、COVID-19 濃厚接触後の自主隔離について英国のユーザーに不正確な情報を提供していた
2021年07月02日

タカタ後継企業、シートベルト検査不正問題で書き換え1000件を確認。リコールは無し
2021年06月21日

米国防総省、直販型DNA検査キットにはセキュリティリスクがあると軍人に注意喚起
2019年12月28日

住友重機械工業で検査不正が発覚
2019年01月25日

今度は三菱電機子会社で検査不正
2018年11月22日

スバル、完成検査不正発覚後も不正を続けていた
2018年11月07日

Source: スラッシュドット