ガジェット

テスラ、半導体不足に対応するため19ものコントローラーを新たに用意

米Teslaが従来のメーカーとは大きく異なる決断をしたことが報じられている。同社は半導体不足に対応するために、新たに19もの新たなコントローラーを用意し、それに合わせてファームウエアもそれぞれで用意する。これにより、特定の半導体が入手不能になっても、別の半導体で代替するという仕組みとなっている。コントローラのバリエーションを複数用意しておけば、リスク軽減につながるという判断だ(日経新聞)。

一般的には半導体の入手性そのものよりも、複数のモジュールを開発設計しそれに対する動作試験や品質保証試験をすることのほうが高コストになると考えられている。しかし、現状においては特定の半導体が調達できないと自動車自体の生産が停止してしまう。このためTeslaは半導体不足が売り上げも利益も激減する結果をまねくと判断。今回のような決断をするに至った模様。

すべて読む

| ハードウェアセクション

| ハードウェア

| 交通
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

トヨタも部品調達の滞りにより生産調整を実施。9月生産分の約4割分を減産
2021年08月26日

TSMC、半導体製造の契約期間を最長5年に。長期契約優先
2021年04月30日

自動車産業の半導体不足は、ジャストインタイム方式の失敗?
2021年04月26日

部材不足の影響で液晶モニターも値上げへ。ディスプレードライバーICが原因か
2021年04月07日

トヨタとホンダ、部品不足で北米の自動車工場を一時休止へ
2021年03月18日

ジョー・バイデン米大統領、米国のサプライチェーン強化を目指す大統領令に署名
2021年02月27日

Source: スラッシュドット