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スペックから受ける印象よりもずっと遅い Google Pixel 6 の急速充電

headless 曰く、

Google Pixel 6 / 6 Pro の急速充電がスペックから受ける印象よりもずっと遅いと指摘されている (Android Authority の記事9to5Google の記事Android Police の記事The Verge の記事)。

Pixel 6 / 6 Pro のスペックには、急速充電機能として「USB-PD 3.0(PPS)対応 Google 30W USB-C® 充電器(別売り)を使用した場合、約 30 分で最大 50% の充電」と記載されている。

しかし、Android Authority の検証によれば、Google 30W 充電器を使用しても Pixel 6 / 6 Pro 充電時の出力は最大 22 W であり、フル充電までの平均は 13 W だったという。その結果、標準 5,003 mAh の Pixel 6 Pro のバッテリーをほぼ空の状態から 50 % まで充電するのにかかる時間は確かに 30 分程度だが、フル充電には 111 分を要するそうだ。

これは 18 W 急速充電に対応する Pixel 5 が 4,080 mAh のバッテリーを 87 分ほどでフル充電し、Galaxy S21 Ultra が 25 W 急速充電で 5,000 mAh のバッテリーを 1 時間ほどでフル充電するのと比べて残念な結果といえる。USB PD PPS ではバッテリーの温度が上がりすぎないよう充電器の出力を細かく調整できるのが特徴だが、Pixel 6 / 6 Pro では調整が効きすぎているようだ。

ピーク出力 22 W は充電開始からバッテリーレベルが 50 % に到達する約 31 分後まで続くが、以降は 62 % 到達 (約 40 分後) までに 15 W へ徐々に減少し、75 % 到達時 (約 53 分後) には 12 W まで減少する。85 % 到達 (約 63 分後) 以降も徐々に出力が減少して最小 2.5 W となり、最後の 15 % を充電するのに 48 分を要することになる。

しかし、バッテリー温度が 35 ℃ を超えることはなく、充電の終わり近くでは 25 ℃ 付近で推移しており、余裕のある状態だったという。

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Source: スラッシュドット